俺には右も左もわからないんだよ、いやマジで【2024年2月3週】

そもそも左右盲だが、最近西と東の区別もあんまりつかないことがわかった。3回に1回はヴィヴィアンイーストウッドとかクリントウエストウッドって言ってる。

 


記憶力は最低レベルではない気がするが、自分に自信がないことで自分の記憶を信じられない。何回作った料理もレシピを見ないと不安になる。書き慣れた漢字がふと書けなくなる。左ヒラメの右カレイって、何が基準だっけ。魚の目を上にした時の向きか、身体に対する目の位置か、何回調べても「そっちかぁ!」と思って次の日にはどっちだかわからなくなっている。それは興味がないだけなんじゃないか? これは興味がないだけかもしれない。

 

 

自分の判断も信じられないため優柔不断になってしまう。もっと良い方法があるのでは、もっと良い商品が発売されるのでは、ごちゃごちゃ考えて結局やらない買わないがお決まりだ。

 

 

閑話休題

 

 

今日の夜から3日ほど多忙で日記が書けないので手短に。
手短にとか言っても別に日常に特筆すべきところは一つもない。朝跳ね起きて仕事に行って休憩でビスケットを2枚食べて残業などもしつつ家に帰って目玉焼きを食べてシャワー浴びて寝る。末端労働者の生活。こんな自分に誰がした。頭の中で自業自得の四文字が静かに瞬く。

 

 

このままでは死ぬと思い、どこかに旅行に行こうと考えた。色々見ているうちに疲れてしまい、横浜の安いビジネスホテルに決める。
横浜なんて2時間とかからずに行けるが、外泊自体にリフレッシュの意味があるだろう。それがカビ臭いビジネスホテルのベッドでも構わない。

 


自分は横浜という場所自体が好きだ。みなとみらいのモダンで洒落た雰囲気と横浜周辺のゴミゴミした薄汚さとそれ以外の山。その市内格差にどこか人間味があって良い。
住んでいる人間も良い、横浜市内に住む奴は漏れなく「横浜出身です」と言う。出身が青葉区でも都筑区でもお構いなしに、少しでもみなとみらいの爽やかな海風を幻視させようとする。その地面から僅かに浮いた踵が好きだ。今まで出会った横浜市民がそうだっただけならすみません。

 

 

崎陽軒シウマイ弁当でも食って山下公園を散歩して中華街で変わった置き物を買おう。元町でコーヒーでも飲んで赤レンガをぶらぶら見て一人でコスモワールドの観覧車にでも乗ってやるか。
そう思っていた。

 


それでどうしたか、勿論キャンセルした。1週間も経ったら全てが嫌になっていたからだ。あと横浜なんていつでも行けるし。乗るわけねえだろ一人で観覧車によ、バカか?

 

 

わざわざ申請した連休は寝て過ごすだろう。
ボーは恐れているは見に行くかもしれない。いや、行かないかもしれない。
もし連休中に布団の中でぼーっとしながら「横浜行きたかったな」と少しでも考える自分がいたら、その時は殺してください。ちゃんと息の根を止めろ。許すな。

 

 

そうしてまた昼飯ビスケット2枚の限界労働者に戻っていく。起きたことの羅列みたいな日記を書くばかりで終わりに向かっていく。
嫌だ……来週は何か日記に書ける素敵なことを見つけてこよう。ここをカスのプロレタリア文学にしちゃダメだ。

 

 

ちなみに左ヒラメの右カレイは、魚自身が向いている方向で判断するそうな。今調べた。もう忘れん。